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ヒューマンドラマ
「ブロークバック・マウンテン」男同士の友情が苦しい純愛に変わる。
ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション 出演:ヒース・レジャー, ジェイク・ギレンホール, 他
監督:アン・リー
製作年/製作国:2005年/アメリカ

E・アニー・プルーの短編小説が原作で、2005年ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞受賞作。アメリカ西部を舞台に20年に渡る男性同士の愛を描いた映画です。
あらすじ… 1963年、 ワイオミング。20歳の青年イニス・デル・マーとジャック・ツイストは、放牧番の仕事を貰いにブロークバック・マウンテンを訪れ、初めて顔を合わせます。 寡黙なイニスと天真爛漫なジャック。長期間大自然の中を二人きりで働き続ける彼らは、やがてお互いに同僚を越えた結びつき感じ始めます。

ある寒い夜、狭いテントで並んで眠っていたイニスとジャックは、自然な成り行きで肉体関係を持ってしまいます。 自分が同性愛者だとは考えていない二人でしたが、その後も性的交渉は続き、気まずさや葛藤とは裏腹にお互いへの愛情を隠せなくなっていきます。 そんな彼らも放牧シーズンを終え、遂に分かれる日がやってきます。

下山後、イニスは婚約者と結婚して二人の娘をもうけ、ジャックもまたロデオで知り合った企業家の娘と結婚し、男の子を授かります。 それから音信も無く4年の月日が流れますが、そんなある日、イニスの元に「会いに行く」というジャックからの手紙が届きます。 再会を果たした二人は感情を抑えきれず情熱的な口付けを交わします。

再会をきっかけに、年に数度ワイオミングの山中で会う様になった二人。お互い家庭も芳しくないことから、 ジャックはイニスに「一緒に牧場をやろう」と提案しますが、イニスは幼い頃に父が同性愛者を殺したトラウマから踏み出せず、 二人は共に過ごした20歳の郷愁にかられます。そんな彼らに、突然過酷な運命が襲いかかってきます…。
「カウボーイの同性愛映画」という漠然とした予備知識からしばらく見るのを躊躇しました。数々の映画賞受賞がなかったら見ていなかったかもしれません。 鑑賞後も理性では受け入れられても生理的な困惑は残りました。しかし、疑いなく感じたのは、静かで力強いこの映画に一見の価値があるということです。

まず背景となる大自然が素晴らしいです。このことは、閉ざされた山中二人きりで長期間暮らすイニスとジャックが、 精神的及び肉体的に強く結び付いていくことに説得力を与えています。 更に、二人の逢瀬がくどくどと写されることは無く、むしろ感情を大事に描写していることから、「愛」の映画として受け入れやすいです。

それから、イニス役のヒース・レジャーと、ジャック役のジェイク・ギレンホールがとてもいいです。 主人公達の愛に対する考え方や性格、アプローチの仕方など、見事に表現されています。 二人とも勇気のある俳優だと思います。一昔前なら以後の仕事に影響したかもしれませんが、今回は彼らを好評価した人が多いと思います。

外見上、最も目立つ題材は「同性愛」だと思いますが、イニスとジャックが置かれた環境や彼らの感じたことは、 あらゆることの少数派の人々と共通する部分があると思います。 マイノリティーであるが故の不自由さの中で、自分の気持ちを殺さないようにしながら静かに生きる。それを見つめ直す機会がこの映画にはあります。
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posted by SoLo at 2007年01月07日 | コメント(0)を読む | トラックバック(0)を見る
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