→ TOPページ > 「阿弥陀堂だより」郷愁漂う山里で再出発する夫婦の物語。
ヒューマンドラマ
「阿弥陀堂だより」郷愁漂う山里で再出発する夫婦の物語。
阿弥陀堂だより 特別版 出演:寺尾聰, 樋口可南子, 北林谷栄, 小西真奈美, 他
監督:小泉堯史
製作年/製作国:2002年/日本

南木佳士氏の同名小説を、「雨あがる」で 第56回ヴェネチア映画祭「緑の獅子賞」を受賞し、世界からの評価も高い小泉堯史監督が脚色し映画化した作品です。
あらすじ…新人賞を受賞するも、 その後は日の目を見ない小説家の孝夫は、妻の美智子がパニック障害を起こしたことを切欠に、生まれ故郷の信州の山里に戻ってきます。 東京の大学病院で有能な医者だった美智子は、無医村だったその村で週三日午前診だけの診療所を始めます。

村の雑用などを手伝うようになった孝夫は、死者が祭られた阿弥陀堂で暮らす96歳の老婆おうめを訪ねる内、難病でしゃべる事が出来なくなった小百合という女性に出会います。 彼女はおうめ婆さんの話を書き集め、村の広報誌に「阿弥陀堂だより」というコラムを連載していました。

その後も孝夫と美智子は、毎日を大自然や無垢な村人達に囲まれ感銘を受けながら過ごし、次第に土地に溶け込んでいきます。そんな中、自分に自信を取り戻し始めた美智子は、 診療した小百合の病状が悪化していることに気付きます。そして、彼女を治してあげたいという気持ちに突き動かされ、再び執刀する決心をします…。
とても美しい映画です。信濃路の四季は言うに及びませんが、人々の無邪気さや凛とした姿、余計な音楽や演出の無い描写は、被写体の良さを上手く引き立てています。 田舎暮らしの経験が無い者にも、まるで人間が生まれた時から持っているかのような記憶から、郷愁を引き出してくれる作品です。

役者さんの演技も非常にいいです。孝夫役の寺尾聰さんは主役ですが、妻やおうめさん、小百合さんを見守る支えのような役どころです。 美智子役の樋口可南子さんも強くて、脆くて、そして可愛らしい女性をよく表現されています。そして、何と言ってもおうめ婆さん役の北林谷栄さん。91歳という高齢を押して、 かつての先輩で盟友の宇野重吉さんの息子、寺尾聰さんと共演するために参加し、見事に物語の感動の一翼を担われています。

この映画は小泉監督の見せたかったものが首尾一貫していたのか、物語中に出てくるメッセージが全て一箇所に収束していくような気分になります。是非、 目と耳を凝らしてください。きっと、いつの間にか泣いている自分に気が付くと思います。
「阿弥陀堂だより」のレビューを…
→ インターネットショッピングサイトのAmazon.co.jpで探す。
→ オンラインDVDレンタルショップのTSUTAYA DISCASで探す。
→ オンラインDVDレンタルショップのlivedoor ぽすれんで探す。
→ オンラインDVDレンタルショップのDMMで探す。
blogranking2.gif *ブログランキングに参加しています。右の画像をクリック(投票)して貰えると嬉しいです。
posted by SoLo at 2006年02月17日 | コメント(0)を読む | トラックバック(0)を見る
ページの上へ
この記事へのコメント
只今、この記事へのコメントはありません。
ページの上へ
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

トラックバック
この記事へのTrackBack URL : http://blog.seesaa.jp/tb/13387842
※「TBスパム」や「このブログへのリンクが無いTB」は、「削除」あるいは「TB返し」させて頂きます。
ページの上へ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。